
「永久脱毛」というワードに魅力を感じませんか?
手間もかかるムダ毛処理、自己処理をしようとすると肌トラブルになりやいので、エステサロンやクリニックへ通って「永遠にムダ毛処理から解放されたい!」と思う人も多いことでしょう。
ところが、「永久脱毛」イコール「完全に毛が生えなくなる」というわけではないようです。
一体どういうことなのでしょうか?
永久脱毛って?
永久脱毛の定義を厳密にいうと「永久脱毛とは50年以上毛が生えてこない状態」だといわれています。
アメリカの電気脱毛協会によると「脱毛した後1ヵ月にムダ毛が生えてくるのが20%以下である」という定義も。
これらの定義に合わせてみると、エステサロンでの光(フラッシュ)脱毛は、最先端の技術を用いた歴史の浅いものなので、まだ永久脱毛の確証がなく、「永久脱毛」を謳ことは薬事法に引っかかるので「永久脱毛」とはいえません。
また、厚生労働省によって「永久脱毛は医療行為である」と定められているため、医師免許を持っていない人が永久脱毛の施術を行うことは「医師法違反」になります。
「永久脱毛」を実施できるのは医療行為をおこなう医療機関(医療クリニックや美容外科だけ)です。
そして「永久脱毛」ができる医療クリニックで行われる脱毛のうち、永久性がほぼ証明されているのが「ニードル脱毛」です。
ニードル脱毛は130年以上の歴史があり、アメリカの最も厳しいといわれる審査機関で唯一「永久脱毛」として認められています。
それ以外の脱毛は、医療クリニックや美容外科のみで行える「医療レーザー脱毛」でさえ1997年に開発された新しい機械で歴史は20年にも満たないので、完全に無毛になる「永久脱毛」という証明はまだありませんが、永久脱毛に近い効果を期待することができます。
ニードル脱毛とは
ニードルという名前の通り、特殊な電気針を使用する脱毛法です。
ニードルを毛穴に挿入し、電流や高周波を流します。
それが毛根にダメージを与え、毛乳頭という毛を作る細胞を破壊し、毛を生えさせなくするのです。
電気を流すことができる電気針は、先は丸くなっていてとがっていません。
ニードル脱毛のデメリットは、毛穴に直接ニードルを刺すので光脱毛やレーザー脱毛とは比にならないほどの強い痛みがあります。
効果は抜群ですが、その痛みに耐えられずに途中で脱毛を断念してしまう方も少なくありません。
エステサロンでの脱毛の効果は?
では、厳密には「永久脱毛」といえないエステサロンでの脱毛の効果はどうなのでしょうか?
エステサロンで使用される光(フラッシュ)脱毛と、医療機関で使用される医療レーザー脱毛の違いは光線の強さです。
エステサロンでの光(フラッシュ)脱毛は、レーザー脱毛の3分の1程度の弱さしか出せないので、レーザー脱毛よりも多くの回数通う必要があり、「減毛処理」だと認識するといいかもしれません。
医療機関と比べると値段が安いので、比較的気軽に通うことができるののは嬉しい特徴ですね。
さらに、エステサロンによっては、回数無制限のコースを設定しているところもあるので、フラッシュ脱毛であっても、永久脱毛にかなり近い状態に処理できることがあります。
また、最近の脱毛サロンの中には、脱毛処理が完了して数年たってまた毛が生えてきたら、無料でメンテナンスを行ってくれるところも出てきました(「生涯保証メンテナンス」)。
痛さに弱かったり医療脱毛は高いと思っている人は、こういった保証があるところを選ぶのもオススメです。
まとめ
自分がどこまで完全な脱毛効果を期待しているかによって、どこで脱毛するかを決めるといいかもしれませんね。
「永久脱毛」にこだわりたいなら、やはり医療クリニックで脱毛するのがいいかもしれませんし、自己処理をしなくていい程度の脱毛でもいいなぁと考えているのならエステサロンでも十分だと思います。
あと選ぶときに重要な価格的な問題があります。
一本ずつ処理をするニードル脱毛は部分脱毛でもかなり高額になりますし、医療レーザーも保険適用外のため全身脱毛には相当金額がかかります。
エステサロンの場合はキャンペーンなどもあり、全身脱毛でもレーザー脱毛の半額程度で受けることが可能な場合もあります。
医療機関でもエステサロン、どちらで脱毛をするにしてもある程度費用が必要です。
後で後悔することがないようにあらかじめ十分に比較検討し、自分の希望に合った方法を選びましょう。